GALLERY2022/09/25
お母様の形見のジュエリーを使用して遺骨ペンダントに|三重県のお客様
お母様の形見のジュエリーを使用し遺骨ペンダントを制作致しました。
使用した形見のジュエリー
- ルビーのついたリング(ルビー1石)
- ダイヤモンドの四角いピアス(ダイヤ7石)
- ダイヤモンドのピアス(ダイヤ1石)
- 18金のチェーン
ペンダントTOPは、18金のイエローゴールドで制作しました。
プラチナのリングからルビーを外し、楕円の形の下側に留め右下から大きなダイヤを4石、小さなダイヤを3石グラデーションになるように配置しています。
1粒ダイヤのピアスが一番大きかったので、ルビーの対面の上側に留めました。
金属密封加工でご遺骨をお納めし、お母様の思い出のお品が娘様に受け継がれ寄り添うジュエリーとなりました。
宝石を取り外した金属は、その日の相場で買い取りさせて頂きました。
≪エピソード≫
お母様を2月に亡くされた娘様。
余りにも突然の事で、悲しみと後悔の日々を送っていました。
少しでもお母様を側に感じたいと遺骨をジュエリーにしてくれるアトリエを探していたところ、手持ちの宝石を使ってデザインし、リメイクしてお母様のご遺骨をメモリアルネックレスに出来るフランシスカを見つけたそうです。
お母様が生前大切にしていた宝石をご持参頂き、娘様とご主人、私の3人でデザインを考えました。
ご来店時にお持ち頂いたネックレスの写真を参考に、娘様にお似合いになるデザインをご提案させて頂きました。
ゴールドのネックレスがご希望でしたので、ご持参頂いたチェーンを使用し、ルビーの指輪、ダイヤモンドのピアスから宝石だけを取り外し、リメイクさせて頂きました。
真っ赤なルビーを中心にして、ピアスの大きめのダイヤをチェーンの取り付け位置に、少し大きさの違いがある小さなダイヤ7石をルビー側に向けて、だんだん大きくなるように留めました。
左側の部分は、金属だけにして裏側にご遺骨を納めています。
アシンメトリーなデザインとグラデーションの宝石が素敵なメモリアルネックレスが完成しました。
ネット販売のメモリアルジュエリーは、ご遺骨が入っている事が分かるデザインが多いそうです。
アトリエ・フランシスカでは、なるべく自然に目立たないように作らせて頂く事にこだわりたいです。
そして、着ける方が元気になってくれるそんなメモリアルアクセサリーを作っていきたいです。
この度、制作させて頂いたお母様の遺品を使用したジュエリーは、娘様が身につけてくれることで、お母様を思い出し、頑張る勇気をご家族に与えてくれたそうです。
お母様も宝石達もきっと喜んでいることだと思います。
再び光を放ち輝き出した宝石には、残されたご家族を守ってくれるそんな力があると思います。
この度は、すてきなネックレスを作らせて頂きありがとうございました。